瑞山の風～みやまのかぜ～「ふじのくに山のお茶100選」認定茶

山の清んだ風を一緒に封じ込めたような、遠州森町の里山で育ったシングルオリジンのお茶。

紛うことなき銘茶として、2020年度から２０２３年度まで続けて「ふじのくに山のお茶100選」に選ばれました。審査員からいただいた評価を一部ご紹介します。

・　しっかりとした青々しさと渋み、フレッシュさを残しながらもコクも楽しめる。
　　タイムやミントのような風味も感じられる。
・　細よれツヤのある芽、ヒスイ色の外観。明るい若葉色の水色。程よい香ばしさ。
　　優しい甘みと清涼感のある渋みの調和のとれた心地よい味わい。
・　和三盆糖、栗のお菓子などに合いそう。　
・　口の中でふわっと優しい味わい。
・　焙煎の香、ほのかな苦渋み。

「瑞山の風」は品種「さきみどり」を、深蒸し茶とは対照的に、山間のお茶の製法、中蒸しで仕上げました。
蒸し時間を短くすることで、茶の形状を損なわず、「金色透明」な水色（すいしょく）と後味をたのしめる、すっきりと上品なお茶になっています。

このさきみどりの茶畑は定植5年目を迎える若木で、まだ幼木と称することもできるほどですが、ずっと見ている私たちからすると、「子供」から「少年」へと、ドラマティックな変貌を遂げている最中であるようにも思えます。

一昨年と昨年は、ごく若いお茶の魅力を引き出すよう、「端麗」でフレッシュ」な仕上げを心掛けましたが、今年はその成長を見極め、「濃厚」で「コク」も感じられるようにしあげました。
芽に合った仕上げを自由自在に行うこともまた、製茶問屋の腕の一つと自負しております。

この茶園の奥にはお社（やしろ）があり、神様が鎮座される山の空気をまとっていることを感じます。
家族経営の熱心な茶農家さんの茶園ですから、当店も子供を一緒に育てていくつもりで見守り、このお茶の一番の良さを引き出すお茶づくりを心掛けています。

山の風が吹き抜ける、一服のお茶をどうぞ。

　５０ｇ入　茶袋

〈淹れ方〉➀茶葉　５ｇ
　　　　　②湯量　180㏄
　　　　　③湯温　70℃
　　　　　➃蒸らし時間　75秒
お好みでお湯の量、蒸らし時間を調節してください。


5袋以上は佐川急便で発送します。